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英語圏では、「プラントベース商品(植物性商品)」と言えば、当然にして「動物性なし」です。ところが最近、日本では、動物性を含むものにも「プラントベース」と表記して販売しているケースがあるのです。これは大問題です!
英語の意味からは明白なのですが、念のため、アメリカの植物性食品の業界団体 PBFA (Plant Based Foods Association) にも確認してみましたが、同協会が認証する商品は一切動物性を含まないとのこと(認証基準はこちら)。
逆に「どうやったらプラントベースと書いてあって動物性を含むと解釈できるの?」と質問されてしまいました。そうなりますよね。
ここで注意が必要なのは、「プラントベース食事法(plant-based diet)」についてです。この方法は、「なるべくプラントベース食品を取って健康になろう!」という食事法ですので、「絶対にプラントベース食品しか食べてはダメ!」というわけではありません。
食事法というのはたいがいそういうものですが、特に「完全菜食」の語は人々を “turn off” (興味をなく)させると言われていて、やる気を出させるためにも「絶対にダメ」とは言わないのです。だからと言って、「プラントベース」という語に動物性が含まれるわけではありません。
おそらく、このあたりが誤解・誤用のもととなっているのではないかと思います。正しく意味を理解していれば、プラントベース食品が「動物性を含んでもOK」となりようがありません。
なお、プラントベースの語が広まったのは、栄養学で有名なTコリン・キャンベル博士がホールフード菜食食事法(WFPB; whole foods, plant-based)を推奨して、一般社会に受け入れられたことから始まっています。
それでは、キャンベル博士の協会ではどのような食事を推奨しているのでしょうか? 食べるべきは「植物性の無精製ホールフード」で、避けるべきは「動物性」および不健康な植物性食品としています。詳細はこちら参照。実に明快です。
誤用は避けなければいけません。
ちょうど、署名サイトで素晴らしい提言が出ておりますので、ぜひ皆さんも、こちらに賛同をお願いいたします。
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